人はいつからモノを運び始めたのでしょう。
権勢を誇った古代ローマ帝国にはかなりレベルの高い「物流組織」が存在したと考えられています。最近の研究では1700km以上離れた山地からローマまで建築用木材を長距離輸送していたことが分かったそうです。古代エジプトでピラミッドの巨石を運んだとされる木ソリや日本の古墳建造などに使われた「修羅(しゅら)」は、さしずめ、トラックのルーツと呼べるかもしれません。
モノが生産者や製造者から消費者に届くまでの流れを「物流」と呼びます。日本国内で1年間に運ばれる貨物約48億トンのうち、約92%はトラックで運ばれるそうです。
2011年3月、福島県は未曽有の災害に見舞われました。東日本大震災と原発事故です。その後、2021、2022年の二度の福島県沖地震でも大きな被害を受けました。弊社も本社事務所や倉庫などが全半壊するなどの試練に直面しました。日本のどこかで毎年のように災害が起きています。そのたびに全国からの支援物資を荷台いっぱいに積んだトラックが、被災した人たちに元気を届けています。
「物流」は電気、ガス、水道などと同様、重要なライフライン(命綱)です。わが社の社員一人一人は「物流」の担い手としての社会的使命、責任の重さを胸に刻み、自動車部品、エレベーター資材、新聞、学校給食、コロナワクチンなど、大切な荷物を安全・安心、確実にお届けしております。
お客さまへの感謝、地域への感謝、家族への感謝、同僚への感謝、そしてトラックへの感謝を忘れず、日々の仕事に取り組んで参ります。地域の明るい未来づくりに貢献しお荷物といっしょに「真心」「笑顔」も運ぶ会社になれるよう日々、精進して参ります。
どうぞ、末永くご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。